雑事

 テレビで視聴可能なのが衛星国営放送のプレミアぐらいなのが悲しい。

 マンUバーミンガムのカードを観た。相変わらず、解説の「人間力」は聴くに耐えないので副音声にする。マンUに関しては最終ラインの編成が試験的起用かと思った以外は特に何も言及する必要が無い。試合運びも同じ、内容が良くなくても結果だけは出してしまうのも同じ。

 対するバーミンガムはプレミアでは「異質」(結果が出にくいという意味で)なまでのラインを高く保ち、中盤が目まぐるしく動き回り、パスも長短緩急織り交ぜて(その点、結果重視のマンUは前線に縦パスを当てることが多い)ひたすらフリースペースに走りこむ味方選手を使うというスタイルで観ていて飽きが来ない。

 プレースタイルが一様に豊富な運動量を必要とすることもあり、後半中盤以降の運動量の落ちが目に見えて分かる。プレミアの日程と環境ではあのスタイルを年間通じて維持するのは、選手層の薄い昇格組には酷かもしれないし、何よりも第一目標が明確に「残留」であるのならば尚更厳しいのではないだろうか?

 テレビ視聴での選択肢が暫くはプレミアのみの視聴者としては、あのようなスタイルをプレミアで観られるのは有り難い。

 プレミアで強豪とされる多くのチームが採る効率性だけを追い求めた試合運びとは別に試合内容で楽しませてくれるチームの存在は貴重である。