サッカー

 帰りがけに名駅上の書店で欧州サッカー系の雑誌を物色(資料的な価値が認められれば買おうかと)してきましたが、幾つもの出版社が出しているとはいえ、一概に選手名鑑的なモノは地雷が多いというのが分かった。

 そもそも選手名鑑系の雑誌は、「完全」、「完全網羅」といった文字が表紙に書かれていることが多いけど、大体が市場中頃(8月の初めか中頃)に本自体は出来上がって大急ぎで月末に間に合わせました的なのが多い。つまりは、市場の最後の山場(今期に限って言えば、スペインとイングランドの馬鹿クラブのせいで市場後半の各チームのプレマでの仕上がり具合を反映した編成修正、最終日の駆け込みという楽しみが少なかったが)に関しては、「放棄」なんですね・・・。おまけに、「完全」、「完全網羅」を謳っているのであれば、少なくとも主要リーグ全クラブ、主要タイトル参戦クラブ(最低でも三大リーグにフランス、ドイツを足した五大リーグの一部は完全網羅(下部リーグ所属の期待株やネタクラブをピックアップしてくれると尚良い)、それ以外のリーグでも欧州戦を戦うクラブぐらいは網羅してもらいたかったもの)ぐらいの情報を願いたい。

 どの雑誌だったか覚えていないけど、フランス・リーグアンの取扱がボルドーマルセイユ、リヨン、グルノーブルという理解に苦しむチョイスをしたのもあった。PSG等々の終盤戦までリーグタイトルを争った数クラブは情報価値なしですかと。

 何が良いたいかと言うと、昨今では「本(特に雑誌)の品定め」を拒否る店舗も多いので、客は表紙の「文言」で選びがちである。それ故に、このような明らかな「誇大広告」には悪意すら感じる。