サッカー観戦

 最近、キックオフの時間を勘違いしてしまって困る。というわけで、前半の途中からミランラツィオの一戦を観戦。

 前半の中頃にチアゴ・シウバピルロのFKに合わせて先制に成功。だが、ミランも守備のアプローチ(中盤が果敢にボールチェイスするも、ラツィオ側からすれば、可能な限り引き付けてからパス出しするという基本に忠実に数的優位を作る契機にしている。ミランは後半辺りにアンブロさん辺りの運動量、動きの質がバタリと落ちそう・・・。)、攻撃時の前線の展開(見事に各々にピッタリと張り付かれている)は決して褒められたものではない。

 それから暫くしたらホナウジーニョの上げたロブ(壁越えのパスを出すしか選択肢は無かった)にパトが反応して枠の隅にきっちりと決めて二点目。

 ラツィオ側の攻撃は、前線の二人(ザラテとロッキ)と中盤の一人(マウリ、マトゥザレム、ブロッキ辺り)の計三人の高い位置での素早いパス交換と前線の個人技に一人二人と簡単に抜かれ、シュートまで持ってかれて行っているのは悪い傾向。

 後半開始、ボッリエッロに疲れが見え始める。前半は引いて受けて繋いだり、右へ左へ流れてサイドが中央に切り込み易いように動いていたのですが、後半はボールを手放した後の動きが物足りない。

 後半の中頃に件の三人の素早いパス交換の後にザラテが個人技でアンブロさんを一瞬で抜き去りシュートまで持っていく。ブロックに入ったDF二人を絶妙に経由し失点(OG)。失点自体は不運としか言いようが無いけれど、中盤が守備のアプローチを変えないと・・・と思わせる。

 失点直後にも、似たような展開からザラテだったり、ロッキにシュートまで持っていかれる・・・。

 普通は個人技による単独突破は中盤と最終ラインの連携がキッチリと出来ていれば恐れるに足らず・・・といった感があるのだけれども、中盤の対応が目を覆いたくなるぐらいに悪い。前半こそ運動量で追いすがっていたが、スタミナ切れした後半は速さに対応できていない。

 各々が何枚か交代カードを切りチャンスを築くもスコアを動かすには至らず試合終了。