雑事

 昼からの仕事という所謂重役出勤(正確には出勤ではないのだが)なので、あっちこっち漁ってCLの試合をリアルタイムで観ましたよ。

 チームの好き嫌い以前に、ロンドンの青い所は引き篭ってボール奪ったら前に蹴り出してフィジカル任せという相変わらず観ていても楽しくも無い試合をしようとする。勝ち抜けのためには一点取ったら、お得意の引き篭りに徹すれば良いワケですが、観る人間を楽しませてこそのプロであり、高給取なのにあれだけは我慢ならん・・・。結果を出せば何をやっても許されるというのであるなら、それは「エンターテイメント失格」だなと。

 イングランドのインテリや上流階級の人間がどうして「フットボールは低俗なスポーツだ」というのかが、最近のプレミア上位陣の戦い方を観ていたら何となく分からなくもない。結果を出すチームが強いというのは言うまでも無いが、結果を追い求めるあまりに「内容」を放棄したのでは、「過程」を楽しみたい人間は寄り付かなくなるわけだと思ったし、ラグビーに流れるわけだと納得せざるを得ない。

 マンチェスターの赤いところも強いのだが、その基準でいうと「強いだけ」のチームである。ただ「強いだけ」のチームよりも、「(観るものを魅了する)美しいプレー」をしようとするチーム(残念ながら、そのフレーズで某選手に嘲笑された今期のガナーズはその範疇には無いと思ってるが)の方が観ていて楽しいに決まっている。

 プロ選手として試合に勝つのが大事なのは勿論だが、その中でもトップクラスの選手なら、プラスアルファの部分を魅せて欲しいものだ。