雑事

 帰宅したら、プレミアのリガポ対ビラの録画放送が放送されていたのでながら観している。

 録画放送なので結果は知っている。そして、同僚のヲタからは大体の試合の概要は聞いていたので、その辺を確認しながらの観戦。

 この試合で、シニカルな意味で大活躍して、方々で叩かれているリガポのルーカスなる選手。確か・・・、プレシーズンの試合では、昨シーズンまでの批判を払拭するかのような一皮向けたパフォーマンスを披露していたと思うのだが、シーズン開幕したらこれか・・・。

 リガポはちょっと前にローマがやってた4-2-3-1という中盤より前にかなりの運動量を強いるシステム。セリエ(プレミアほど試合日程が過密にならない)でこそ輝けたが、プレミアでは難しいんじゃないかと思ったのが第一印象。

 だが、システムはどうあれ、プレミアはプレミアである。中盤で細かく繋ぐというよりも前にコースが空いたならすかさず縦パスを放り込むスタイルは変わらない。ローマのような華麗なパス回しで完璧に崩しきる、観ているものを唸らせる(得点過程を語りだしたら長くなる)ようなスタイルではないので、ちょっとガッカリである。

 リガポの編成は現有戦力ではほぼベスト(主軸が欠けていないという意味で)のメンバーだが、ビラは前線で攻撃の起点になれるカリュー(残留してくれるんですかね?)が居ない、故にアグホンラホルとの相互補完性バッチリのプレーが観れなかったのが残念である。

 解説者も何度も何度も語っているが、ビラは過密な試合日程の割に選手層の薄さが気になる。対戦相手の調子が上がってきた時期に、主軸を欠くとチームとしてのレベルが一気に格落ちするというのは今シーズンも変わらぬ課題ではなかろうか?個人的にはちょっと前にやっていた4-3-3システム(中盤でボールを回すのではなく、組立は最前線で行われ、最前線の面々のボールポゼッションがやたらと長い)のビラが好印象なので、あれをもう一度観てみたい。