サッカー

 セリエAにおよそイタリア人らしからぬ風貌のセルセ・コズミ教官が戻ってくるようです。

 リヴォルノの監督に就任するようですが、ある意味、セリエの名物会長の一人であるスピネッリの頭の中には監督としての手腕云々よりも、単純に人件費(ペルージャ時代は年俸換算で600万円程度というセリエAの監督としては最低基準ピッタシだったかと)削減(今までに途中解任した監督への違約金支払に窮しているらしく)としか思えません。

 自分の記憶が正しければ、コズミはペルージャの監督時代にもフロントと編成面で揉めに揉めましたし、今回も一波乱がありそうです。

 監督としては、ショートパス主体の組立を行い、オフザボールの動きを重視(運動量を求める)し、守備は最終ラインの四人はプレスにいかずスペースを消すことに徹する一方で、中盤の選手はハイプレスをかけていく(結果的に中盤と最終ラインでサンドイッチして潰す)スタイルだったと思うので、ハマると面白いかもしれませんが、何よりも中盤よりも前の人員に多大な運動量を求めるので、既存選手のタイプと戦術がマッチしないと全く結果が出ないと思います。

 ベンチで野球帽を被り、荒々しく吼えまくる勇姿には期待しております。