サッカー観戦

 今日明日とCLのGLの試合です。普段なら試合翌日は有給消化日に充てますが、インフルエンザのせいで今回はそうはいかない。帰宅早々に仮眠とって二試合(東欧と西欧)ぶっ続けで観てさらに小一時間ぐらいは仮眠できる計算。

 そういうわけで、現在はバルサインテルの試合を観ておりますが、インテルがアウェイにも関わらずエキサイトしているのは不思議で仕方が無い・・・。自称「名監督」はホームで勝ち点3をきっちりと取って(一点取ったらドン引き)、アウェイは負けないような試合運び(90分間無失点で守りきる)をして勝ち点1を稼ぎ、総計でGL勝ち抜けを狙っていそうなものの・・・・。

 今日の両陣営の編成観る限りはバルサは1.5軍編成(前線のゼブラヒモビッチとメッシが大事を取ってベンチ、中盤もヤヤが居ない、前線はアンリを真ん中に据えて両サイドをイニエスタとペドロ)、インテルはトップ下にスタンコビッチというのは若干違和感があるものの(元々は本職だった筈)ほぼ1軍編成のようである。

 戦力的にはほぼ互角かインテルが若干上な気がするも、インテルの守備は粗くはないが荒い。PA付近でもかなり強引な止め方をしてくる。バルサは前線の中央がアンリというのは久々(移籍当初の頃以来)に観るが、チームのスタイルにフィットしたこともあってか悪くない。ペドロはオフザボールの動きはイマイチ、イニエスタはオフザボールの動きは相変わらず良いのだけれども、トップをやらせるとシュートが枠を捉えないというイメージが先行してしまう。

 前半10分にCKからピケが押し込んで先制。パイナップル頭時代には考えられなかった得点パターン。インテルは4バックが内に絞ってきた感がある。バルサの前線へのロングボールがあまりカットされなくなってきた・・・。

 前半26分にアウべスの上げたクロスをペドロが左足で振り切って追加点。ジュリオ・セザールの体をかすめたように(反応は素晴らしい)も見える・・・。インテルは人員がほぼピッチの中央(両サイドをあまり使っていない)に密集しているせいか、味方同士の距離が近すぎて逆にボールが回らない。パス成功率がセリエで観る時に比べたら、15〜20パーセントぐらいは低いかもしれない・・・。中盤のサネッティカンビアッソ辺りからのパスがなかなか繋がらない。前線の二人も中央に寄りすぎていて、互いの良い所を消しあってしまっているようだ・・・・。

 インテルが二点を追う形で前半終了。

 後半開始。インテルは精彩を欠くカンビアッソに代えてムンタリ投入、バルサは交代なし。早々から何度かバルサはチャンスを作るも、ジュリオ・セザールに尽く跳ね返される・・・。インテルの中盤と最終ラインの連携ミスが目立ってきた。セリエでは滅多に見かけない類のイージーミスが・・・・、それでも点が入らないのは流石だ。

 両陣営、守備に荒さが増してきた・・・。誰か退場になるのではないかとも思えるぐらいにハードなタックルが目立つ。インテルの攻めがサッカーゲームのようなパターン(中盤で溜めて、前線の片方が最終ラインのちょっと前に位置し、もう片方が裏に斜めに走り込み浮き球パスを求める)になってきた。バルサの攻めは普段と変わらないが、前線のペドロが若干球離れが悪いので、ハードチャージをまともに受けて故障しないかが不安である。インテルのキブが累積で次節欠場決定・・・。層だけはCL級のクラブを二つぐらい作れる余裕もあり大勢に影響は無いと思うけれど、最終節でポカったら、今期もCLではイタリア勢に期待できなくなってしまう(戦力だけならインテルが抜けているので期待度だけは高い)ので嫌だな・・・・。

 試合終了間際に寝てしまうという不覚・・・。

 試合のスコアは動かなかったみたいである。試合を通して感じたのは、主審のファウルの判定基準がかなり甘い(両陣営ともに一回ずつはPKが与えられても良い厳しいタックルがあったし、インテルは一人ぐらい退場になってもおかしくなかったが黄色止まり)とは思ったけど、両陣営共に判定への不満も五分五分ぐらいなので一方的な贔屓判定よりかはマシ。試合の流れを可能な限り切らない様に裁いていた事だけは結果的(大きな怪我人が双方に出なかったことで)には好印象。

 その他の試合結果に関する感想としては、リガポがまさかのGL敗退決定(グループEは本命の居ない混戦が予想されたがカップ戦にだけは強いリガポが落ちるとは思っていなかったw)とグループFも直前の試合がスコアレス・ドローで終わったことでますます混戦になってきた感がある。Fに限っては、順当にバルサインテル(どっちも一応は優勝候補なので)が抜けてくれるとは思うし、そうならなければトーナメントが盛り上がらない。