雑事

 外人(EU圏)相手に京都の何処を案内すれば良いのかと思い悩んでいる。比較的に類似あるいは共通の感性やら価値観を持ってる中韓台の人間を相手にするなら、日本人の一般的な観光コースに少々手を加えるだけで良いのだが、全く違った文化圏の人間相手だと色々と難しい・・・。

 一応、参考用に過去の記録だったり、来日する人間の個人データなんかは一通り拝見させてもらったものの、これといって「知日家」ではない(趣味や愛読書、大学時代の専攻を見る限り)ようだし、配置換え早々らしいので、予備知識なんかも持っていないんだろうという推測がたつ。

 骨子になる滞在先や食事なんかの手配は数ヶ月前から抑えてあるが、ここからどのように肉付けしていくのかが難しい・・・。いっそ「ありのまま」を見せるか、はたまた「先入観を崩さず」に当たり障りの無い場所を巡って終了させるか、どっちがお手軽かといえば後者に間違いないし、前任者もその傾向が強い順路を辿ってるけど、その時の接待相手はかなりの「知日家」という利点があったのは羨ましい。

 何も基礎知識を持たない人間相手に、神社仏閣史跡を巡って上辺だけの姿を見せるのよりも、基礎知識を持った相手に歴史や意義なんかを説いて十二分に納得してもらう方が好きなんだよなぁ。

 加えて、GW界隈っていうのは暑くも無く寒くも無く、京都散策するには良い時期なんだけど、何処も彼処も混み合ってそうなのが嫌だ・・・。やはり京都に行くなら、ちょっと時期をズラしての少人数移動が望ましい。