雑事

 休み時間は他部署のこっちでは最狂のサカヲタと移籍市場の動きで話をする。

 スペインのガラクタコがたった二選手の為にイングランドの元(来期はチャンピオンシップ)プレミアリーグの名門ニューカッスルの競売落札見込額以上の金額を費やしたことに関して議論する。

 サッカーを含めたスポーツというのは相手との実力が拮抗していてこそ好ゲームになり得る確率(チームの戦術により相性はあれど)は高い。ドイツの同リーグの他クラブから主力級を引き抜くことを生業とする某クラブ(今期は圧倒的な戦力を有しながらも優勝を逃したが)もそうだが、クラブの強化をし、来期を戦う上でファンに期待を抱かせるのはフロントの務めなのは否定し無いが、限度ってものは無いのか?と。

 他所から主力選手を掻っ攫って来てチームを作れば、プレースタイルが合わない選手は何人か出るだろうが、チームとしての練度を高めていけば他の追随を許さない強いチームは出来るだろう。だが、いくら強いチームになろうが、真価を見せるためにはやはり同等の対戦相手に恵まれねばならないし、明確なまでの戦力差がありすぎるチームが一つだけリーグ戦に参戦しようが、数えるほどの躓きはするだろうが、結果は「自明の理」の出来レースに相違ない。

 日本の野球、特にセリーグがつまらなくなったと言われて久しいがそれも同じ理由だと思われる。大枚叩いて他から主力を買い集めて作ったチームは強いだろうが、生抜きが殆ど居なかったり、選手の流動が激しすぎて愛着なんてわくわけが無いと思うのは、我々日本人ぐらいなのか・・・・と。

 同じアジアでも大陸系、半島系の人間はそんな出来レースを楽しんでいるのか定かでは無いが、欧米系人の主張である「規約に触れない限りは何をやっても(グレーゾーンを含めて)許される=自分が良ければ他はどうなろうが知ったこっちゃ無い」のスタイルは仕事をする上でも感じてしまう。

 毎度ながら困った人間の多さには辟易する・・・・・・。